要求室(床面積指定無し)の床面積の計画

 数値で床面積が指定されいない(「適宣」「約○○席(人)分」)要求室でカフェ・エントランスホール・事務室がありますが、具体的にはどこまでの範囲で許容されるのかを解説していきます。以下の集計表はカフェの1席分当たりの床面積は1.2㎡~2.0㎡(48㎡~80㎡(客席のみ))を目安として添削しました。事務室は1人当たり5.0㎡~7.0㎡(20㎡~28㎡)を目安として添削しました。(事務室は添削した全員が床面積20㎡~28㎡で計画して居たので解説を省略します。)

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カフェ(40席分)客室床面積の計画

以下にランク別に最もカフェをを大きく若しくは狭く計画した図面を紹介していきます。

全ランクの中で最も広く計画されたカフェの図面

ランク1(合格)図面 カフェの客席147㎡ 厨房49㎡

上記の図面はランク1(合格)の図面です。この図面が全てのランク含めてカフェを一番大きく計画していますが、合格できています。客席を147㎡で計画していますので1席当たり3.7㎡で計画していることになります。つまりこのことからカフェの床面積の計画は1席当たり3.7㎡まで大きく計画しても大丈夫ということが分かります。

全ランクの中で最も狭く計画されたカフェの案

ランク2(不合格)図面 カフェの客席42㎡ 厨房42㎡
ランク1(合格)図面 カフェの客席45㎡ 厨房20㎡

 カフェを最も小さく計画した図面がランク1とランク2で1枚ずつ存在していました。
上段はランク2の図面でカフェの客席は42㎡で計画され、下段はランク1の図面でカフェの客席は45㎡で計画され、両方とも1席当たり約1㎡で計画してます。ランク1の方はテーブルと椅子を40席分しっかり記載されていて40席の客人が入れることをアピールしています。ランク2の方はテーブルと椅子を1席しか書いてないので40席の客人が入れるアピールが足りなかったことがランク1のカフェ計画との大きな差になったと考えられます。
 カフェやレストランを計画する場合で客席の床面積がカツカツの時はテーブルと椅子をしっかり人数分記載して客人が入れることをアピールしてください。

エントランスホール床面積(適宣)の計画

エントランスホールは要求室の中で唯一適宣で床面積を指定しています。
ではどこまで広ければ若しくは狭ければ許容されたのかを検証するために、ランク別で最も広く若しくは狭くエントランスホールを計画した案を紹介していきます。

最も広く計画されたエントランスホールの案

ランク2(不合格)図面 エントランスホール480㎡

上記の図面はランク2でエントランスホール最も広く480㎡で計画しています。

ランク1(合格)図面 エントランスホール448㎡

上記の図面はランク1でエントランスホール最も広く448㎡で計画しています。

 上記2案が最も広くエントランスホールを計画した図面ですが、この2案の図面のどこで合否が分かれたのかは、ランク2図面の他のミス(2方向の避難経路・距離の記載と延焼ラインの未記載)が合否を分けた要因と考えられます。エントランスホールはほどほどの広さで計画しましょう。

最も狭く計画されたエントランスホールの案

ランク3(不合格)図面 エントランスホール86㎡
ランク2(不合格)図面 エントランスホール77㎡
ランク1(合格)図面 エントランスホール63㎡

上記3案はそれぞれ各ランクの中でエントランスホールが最も狭く計画された図面です。上2段のランク2・3の図面で共通してるのは風除室を出てから3~4m先に壁があることです。ランク1で上段の図面はは風除室を出てから6m先にも見学コーナーで壁が無く視野を広く確保できています。下段の図面は風除室を出てから4m先から幅が狭くなっていますが先まで見通せる計画となっています。
 風除室を出てすぐ先に壁があると閉塞感がある計画だと見られます。エントランスホールの広さは適切に確保しましょう。

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