要求室(床面積指定有り)の床面積の計画

要求室の指定床面積について解説します。指定床面積には数値に「○○㎡以上」、「約 ○○㎡ 」、「敵宣」「約○○席(人)分」がありますが、具体的にはどこまでの範囲で許容されるのかを解説していきます。以下の集計表は、指定床面積範囲内で各要求室を計画して無かった該当人数を集計したものです。「約 ○○㎡ 」 の場合とりあえずの目安として指定床面積の-10%から+20%の範囲内で計画されてない要求室を対象としています。

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「以上」で床面積指定されている要求室

床面積指定で 「○○㎡以上」 で指定されているのは屋外テラスのみです。「40㎡以上」で指定されている屋外テラスで40㎡未満で計画した図面はランク3で1枚だけありました(下図)。記載は40㎡としてますが、実寸では7m×4mで28㎡なので40㎡未満となります。いくら記載で「40㎡有りますよ!」とごまかしても、条件で「40㎡以上」である以上は実寸・記載共に40㎡以上で計画しなくてはなりません。「約」と違って「以上」「未満」は具体的な表現なので絶対条件となりますので注意してください。

「約」で床面積指定されている要求室

床面積が指定されている要求室はほぼ全て「約」で指定されています。当集計表では「約」指定されている要求室は-10%~+20%を目安としております。この範囲に収まってないものを該当者とみなして添削しました。その上で添削すると目安を超えて要求室を計画した答案は1割~2割該当者が居ました。(あくまでこちらで勝手に設定した目安なので仕方ないのですが。)
 そこで添削した中で各ランクで最も広く若しくは狭く要求室の床面積を設定した答案をランク別に解説していきます。

指定床面積より過剰に広く計画された図面

以下では各ランクで要求室を最も広く計画した図面を解説します。

ランク3図面(不合格図面) 最も大きい要求室の計画

コンセプトルーム:指定床面積約100㎡→計画床面積210㎡ (2倍以上)

上記の図面はランク3(不合格)で指定面積:約100㎡のコンセプトルームを210㎡(2倍以上)で計画しています。

機械室:指定床面積約80㎡→計画床面積238㎡ (約3倍)

上記の図面はランク3(不合格)で指定面積:約80㎡の機械室を238㎡(3倍以上)で計画しています。

更衣室A:指定床面積(男女)各約60㎡→計画床面積(男女)各126㎡ (2倍以上)

上記の図面はランク3(不合格)で指定面積:各男女約60㎡の 更衣室Aを126㎡(2倍以上)で計画しています。

ランク2図面(不合格図面) 最も大きい要求室の計画

コンセプトルーム:指定床面積約100㎡→計画床面積162㎡ (1.6倍以上)

上記の図面はランク2(不合格)で指定面積:約100㎡のコンセプトルームを168㎡(1.6倍以上) で計画しています。

ランク1図面(合格図面) 最も大きい要求室の計画

トレーニングルーム:指定床面積約120㎡→計画床面積168㎡ 1.4倍)

上記の図面はランク1(合格)で指定面積:約120㎡のトレーニングルームを168㎡(1.4倍)で計画しています。

キッズ用プレイルーム:指定床面積約80㎡→計画床面積112㎡ (1.4倍)

上記の図面はランク1(合格)で指定面積:約80㎡のキッズ用プレイルームを112㎡(1.4倍)で計画しています。

健康相談室:指定床面積約40㎡→計画床面積60㎡ (1.5倍)

上記の図面はランク1(合格)で指定面積:約40㎡の 健康相談室 を60㎡(1.5倍)で計画しています。

これらまとめると指定面積の1.5倍まではセーフで1.5倍を超えるとランク2、2倍を超えるとランク3と判定されると予想されます。(あくまで仮設です。)

指定床面積より過剰に狭く計画された図面

以下では各ランクで要求室を最も狭く計画した図面を解説します。

ランク3図面(不合格図面)で最も狭い要求室の計画

更衣室A:指定床面積各(男女)約60㎡→計画床面積38.5㎡ (0.64倍)

上記の図面はランク2(不合格)で指定面積:約60㎡の更衣室A を38.5㎡(0.64倍)で計画しています。 実際は70㎡以上で計画されているのに38.5㎡と記載してしまったことから採点者にも38.5㎡と認識されたと思われます。

ランク2図面(不合格図面)で最も狭い要求室の計画

トレーニングルーム:指定床面積約120㎡→計画床面積70㎡ (0.58倍)

上記の図面はランク2(不合格)で指定面積:約120㎡のトレーニングルーム を70㎡(0.58倍) で計画しています。

ランク1図面(合格図面)で最も狭い要求室の計画

多目的スポーツ室:指定床面積約200㎡→計画床面積168㎡ (0.84倍)

上記の図面はランク1(合格)で指定面積:約200㎡の多目的スポーツ室を168㎡(0.84倍) で計画しています。

健康相談室:指定床面積約40㎡→計画床面積30㎡ (0.75倍)

上記の図面はランク1(合格)で指定面積:約40㎡の多目的スポーツ室を30㎡(0.75倍) で計画しています。

コンセプトルーム:指定床面積約100㎡→計画床面積40㎡ (0.4倍)

上記の図面はランク1(合格)で指定面積:約100㎡のコンセプトルームを40㎡(0.4倍)で計画しています。

「約」が付いた指定床面積をどこまで広く計画できるかの限度については大方分かりましたが、指定床面積をどこまで狭く計画できるかの限度については、ランク1図面で上記のような指定床面積の0.4倍でコンセプトルームが計画されている図面があったことから基準が曖昧です。おそらくですが要求面積の重要度によって違うのかもしれません。要求室を狭く計画する場合は、せいぜい0.8倍までで計画した方が無難だと思います。

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