建物の全体的な形状がいびつ~建築物の立体構成

 建築物の形状は構造計画的に一番望ましいのは立方体若しくは直方体ですが、実際は一部屋根若しくはL型・U型等さまざまな形状になることがほとんどです。デザイン事務所が手掛ける大規模プロジェクトで設計される建築物には変わった構造は多々ありますが、一級建築士の製図試験では、そのような凝ったデザインは要求されておらず、できるだけ合理的かつシンプルな形状が求められています。 尚、建築物の全体形状は、合格基準等の採点ポイントの一番先頭にある「空間構成」の要素(①建築物の配置計画 ②ゾーイング・動線計画 ③要求室等の計画 ④建築物の立体構成)の内 ④建築物の立体構成に当たります。 以下に歪な形状で計画した為に大きな減点になったと考えられる図面を掲載します。

L型・凸型形状

 以下の図面のように建物の形状が2スパン×2スパンが欠けているL型若しくは両端が1スパン欠けている凸型形状で計画された図面が
ランク1(合格):0枚 ランク2:1枚 ランク3:3枚 ありました。
 おそらく各階のボリュームバランスが悪い若しくは奥行2スパンのみの部分の廊下+居室の使用勝手が悪いと見なされ、減点度合いが大きかったと考えられます。

以下の図面はランク1(合格)で形状がL型となってますが、欠けているのは1スパンのみで奥行3スパンが確保されています。この程度であれば廊下+居室の使い勝手に支障が無かったと考えられます。

建物の形状は一級建築士製図試験では直方体若しくは最上階に屋根を一か所にまとめた計画が望ましいので、できるだけこれらの形状を目指しましょう。

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