キッズ用プレイルームの計画~児童福祉施設等居室の採光確保

 合格基準の採点ポイントの中に「要求室の機能性・快適性等」があることから、要求室の形状・使い勝手・採光の確保等も採点項目に関わってきます。各要求室を室の形状・無窓・使い勝手の観点から添削しました。その中でキッズ用プレイルームを「形状が細長い ・長方形でない 」「室内に柱がある」「無窓居室である」で添削したところ「形状が細長い・長方形でない」「室内に柱がある」キッズ用プレイルーム はランク1・2・3それぞれに一定数存在しましたが、キッズ用プレイルーム が「無窓居室」の図面は
ランク1(合格):0枚  ランク2(不合格):3枚 ランク3(不合格):0枚
でした。
 
ランク1(合格)で1枚も無いことと、該当数が極少数であることから減点度合いは高かったと考えられます。これは建築基準法施行令19条に関わっていると考えられます 。  
 建築基準法施行令19条にて”採光が”必要な居室は以下の表の通りです。

(一)幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校又は幼保連携型認定こども園の教室1/5
(二)保育所及び幼保連携型認定こども園の保育室1/5
(三)病院又は診療所の病室 1/7
(四)寄宿舎の寝室又は下宿の宿泊室 1/7
(五)・児童福祉施設等の寝室(入所する者の使用するものに限る。)
・児童福祉施設等(保育所を除く。)の居室のうちこれらに入所し、又は通う者に対する保育、訓練、日常生活に必要な便宜の供与その他これらに類する目的のために使用されるもの
1/7
(六)(一)に掲げる学校以外の学校の教室1/7
(七)病院、診療所及び児童福祉施設等の居室のうち入院患者又は入所する者の談話、娯楽その他これらに類する目的のために使用されるもの1/10

以下はキッズ用プレイルームを無窓で計画してしまったランク2の図面ですが、キッズ用プレイルームは無窓居室に対して、ダンススタジオは無窓居室でも差し支えない室にもかかわらず採光を確保しています。こういったアンバランスな計画が大きな減点になったと思われます。

 本課題の施設は「スポーツ施設」なので上記の表(建築基準法施行令19条)のどの用途にも該当しませんが、キッズ用プレイルームは上記表の(五)に一番近い居室であることも関係していると考えられます。たとえ「スポーツ施設」の中の居室であろうと児童が利用する居室が無窓居室であることは望ましくないと考えられます。
 あくまで仮設なので、傾向として参考にしてください。

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